シロオニスタジオ

私たちシロオニスタジオのアート・レジデンシーは、海外からのアーティストに群馬県藤岡市鬼石(おにし)の町での滞在制作の場を提供しています。プライベートスタジオや展示スペースの提供だけでなく、ワークショップや地元のイベントなど地域の人々との交流機会も多々あり、観光地とは違う日本の田舎暮らしの魅力を体験することができます。

1. 個人の創作活動

群馬県藤岡市にある、四方を山に囲まれた鬼石(おにし)の町は、都会生活のさまざまな外的要素から距離をおき、創作活動に集中する場として最適です。
シロオニスタジオのもっとも誇れる点は、アーティストに制作に焦点をおける自由な場を提供できることで す。

2. アイデアの交換

シロオニスタジオの設立理念の1つは、アーティストは他のアーティストとの交流とアイデア交換を通して、個々のアートワークを発展させ促進できるということです。
シロオニスタジオでは、滞在アーティスト同士の、そして地域のアーティストやコミュニティとの活発な交流を推進します。

3. 日本の田舎町と世界を繋ぐ

日本を訪れる観光客の目は都会ばかりに向きがちですが、私たちは美しい里山風景のある田舎にもっと注目してもらいたいと常に考えています。 また、まとまった期間コミュニティに身を置くことで見えてくるものを、滞在アーティストには知ってもらいたいと思っています。鬼石のみならず多くの日本の田舎町が、高齢化と人口減少に悩まされています。滞在アーティストが田舎暮らしの意義を見出し、地域に貢献するような活動をしてくれたら、または、自身の故郷へ戻って同じような活動を行ってくれたら、それほどうれしいことはありません。

Town History / Residency Founding

私たちはシロオニです

2011年に活動をスタートさせたシロオニスタジオは、かつて「白い鬼」が日本にいなかったように、既成概念に囚われず新しいアイデアを形にする場として、この小さな田舎町から世界に向けて発信してきました。アート・レジデンシーは、各国からのアーティストに滞在制作を通じて観光地ではない日本を多面的に知ってもらうため、そして地域の人々にアートに関心を持ってもらうために始まりました。インターナショナルでインタラクティブなこのスタジオは、今後もさまざまな試みを行っていきます。

シロオニスタジオはキール・ハーンの活動と個人スタジオの名前であり、アート・レジデンシーのメインスタジオの名でもあります。シロオニ・アート・レジデンシーはキール・ハーン/シロオニスタジオが主催するアート・レジデンシーの名称です。

シロオニスタジオ創立について

シロオニスタジオ創立者のキール・ハーンは、鬼石に移住する前から「オニ」に強い関心を持っていました。日本語の「鬼」とは赤や青の顔をした異形の怪物のことですが、単に恐ろしいものを意味するだけではなく、ユーモアや親しみも込められた言葉です。また、「鬼」はかつて珍しかった外国人の風貌を表す言葉でもありました。鬼の名を持つ町へ運命的に引っ越してきたキール・ハーンは自身のことを諧謔を込めて「シロオニ」と呼ぶようになり、シロオニスタジオはそこから名付けられました。

Founder of Shiro Oni Studio Artist in Residency program Kjell Hahn

2026年のスケジュール

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4月1日

5月13日

グループ1  「春の窯焚き」

春の穴窯グループは、陶芸(粘土を素材とした制作)に専念しているアーティストのためのプログラムです。

このグループに参加するアーティストは、穴窯(薪窯)の焼成を行います。窯は鬼石の川向こうの山中にあり、窯詰めには数日かかります。作品同士が接触する箇所を細かく調整し、丹念に詰めていきます。その後、4日間にわたり昼夜を通して薪をくべ続け、大量の薪を燃やし切ります。

アーティストは、シロオニアートセンター内の陶芸施設と個別スタジオに24時間アクセスすることができます。各スタジオはカネザワパークから再利用した木材や資材で造られており、それぞれに個性があります。ワークショップは参加者の関心に応じて企画され、和紙づくり、書道、藍染め、日本料理など、幅広い体験が可能です。

※穴窯グループには追加で200ドルの材料費がかかります。これには粘土、釉薬、薪、キャビンのレンタル、燃料などが含まれます。
詳しくはイベントページをご覧ください。穴窯焼成に関する紹介動画も掲載しています。

*日程は変更になる場合があります。

展覧会

展示:5月9日~10日

レジデンシーの最後の週末には、グループ展覧会を開催します。会場はシロオニアートセンター内の「長蔵展示スペース」です。

5月10日には、アーティスト・トークとレジデンスアーティストの送別パーティーを行います。

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6月3日

7月15日

グループ2 初夏

6月3日~7月15日

初夏のレジデンシー・グループは、ジャンルを問わずすべてのアーティストを対象としています。

シロオニスタジオの6週間のレジデンシーは、日本の田園風景の中で腰を据えて制作に集中できる時間を提供します。滞在アーティストは、9つの個別スタジオ、木工室、陶芸設備を備えたシロオニアートセンターのワークスペースに24時間アクセスできます。各スタジオはカネザワパークから再利用した木材や資材で造られており、それぞれに個性があります。ワークショップは参加者の関心に応じて企画され、和紙づくり、書道、藍染め、日本料理など、幅広い体験が可能です。

鬼石の町では毎年7月に夏祭り(2026年は7月11日・12日)が開催されます。参加は必須ではありませんが、グループ2のアーティストは祭りに参加し、山車を引っ張ることも歓迎されています。詳細や夏祭りの動画についてはイベントページをご覧ください。

※日程は変更になる場合があります。

展覧会

展覧会:7月11日~12日

レジデンシーの最後の週末には、グループ展覧会を開催します。会場はシロオニアートセンター内の「長蔵展示スペース」です。

7月12日には、アーティスト・トークとレジデンスアーティストの送別パーティーを行います。

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8月11日

9月22日

グループ3 晩夏

8月11日~9月22日

晩夏のレジデンシー・グループは、ジャンルを問わずすべてのアーティストを対象としています。

シロオニスタジオの6週間のレジデンシーは、日本の田園風景の中で腰を据えて制作に集中できる時間を提供します。滞在アーティストは、9つの個別スタジオ、木工室、陶芸設備を備えたシロオニアートセンターのワークスペースに24時間アクセスできます。各スタジオはカネザワパークから再利用した木材や資材で造られており、それぞれに個性があります。ワークショップは参加者の関心に応じて企画され、和紙づくり、書道、藍染め、日本料理など、幅広い体験が可能です。

*日程は変更になる可能性があります

展覧会

展覧会:9月19日~20日

レジデンシーの最後の週末には、グループ展覧会を開催します。会場はシロオニアートセンター内の「長蔵展示スペース」です。

9月20日には、アーティスト・トークとレジデンスアーティストの送別パーティーを行います。

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10月13日

11月24日

グループ4 秋の窯焚き

秋の穴窯グループは、陶芸(粘土を素材とした制作)に専念しているアーティストのためのプログラムです。

このグループに参加するアーティストは、穴窯(薪窯)の焼成を行います。窯は鬼石の川向こうの山中にあり、窯詰めには数日かかります。作品同士が接触する箇所を細かく調整し、丹念に詰めていきます。その後、4日間にわたり昼夜を通して薪をくべ続け、大量の薪を燃やし切ります。

アーティストは、シロオニアートセンター内の陶芸施設と個別スタジオに24時間アクセスすることができます。各スタジオはカネザワパークから再利用した木材や資材で造られており、それぞれに個性があります。ワークショップは参加者の関心に応じて企画され、和紙づくり、書道、藍染め、日本料理など、幅広い体験が可能です。

※穴窯グループには追加で200ドルの材料費がかかります。これには粘土、釉薬、薪、キャビンのレンタル、燃料などが含まれます。
詳しくはイベントページをご覧ください。穴窯焼成に関する紹介動画も掲載しています。

*日程は変更になる場合があります。

展覧会

展覧会:11月21日~22日

レジデンシーの最後の週末には、グループ展覧会を開催します。会場はシロオニアートセンター内の「長蔵展示スペース」です。

11月22日には、アーティスト・トークとレジデンスアーティストの送別パーティーを行います。

地図/アクセス